庭木の害虫
ケムシ類

アメリカシロヒトリ
アメリカシロヒトリ( ヒトリガ科に属する白い小型の蛾)の幼虫
この幼虫は食欲が旺盛で繁殖して放っておくと樹木が丸坊主になるほど葉を食い荒らします。
主に好んで寄生する樹木は、サクラ・ハナミズキ・ヤナギ・カキ等ですが
新芽を好んで食害するので、上記以外100種類以上の樹木に発生します。
発生時期は5月~9月頃の年2回
繁殖力が旺盛で1匹が800~1,000個の卵を産み一週間で孵化します。
孵化前・孵化後すぐの時期に、クモの巣状の膜のある巣や卵を見つけたら
枝ごと伐採して処分しましょう。
早期発見が難しく毛虫が樹木全体に分散してしまった場合は、薬剤散布での防除が必要です。

マツカレハ
マツカレハ(蛾)の幼虫。マツケムシとも呼ばれる
アカマツ・クロマツ・ヒマラヤシーダなどのマツ科の針葉を食害する毛虫
マツ自体は丈夫な木なので、マツカレハが大量発生しても即枯れ死と
いうことはないのですが、毛虫の毛の部分に毒があるので人間が刺されたら大変です。
刺された後の痛みや腫れはすぐにひきますが一週間以上かゆみが残ります。

チャドクガ
チャドクガ(茶毒蛾)が発生する木は、チャノキ・ツバキ・サザンカ等の
ツバキ科の樹木です
あっというまに繁殖するので早期の発見を心がけましょう
毛虫の毛に毒があるので、駆除して落ちた死骸や抜け殻にも毒針毛が
残っています。安易に触らないようにしましょう
チャドクガの毒性は弱いですが、ピリピリとしたかゆみが長く続きます
発生時期 4~5月、8~9月の2回発生
イラガ類

モミジ・カエデ・サルスベリ・チャノキ等によく付きます
ライムグリーンのずんぐりむっくりした体にトゲトゲ。背中から出ているのは
毒トゲなので直接手を触れないように注意が必要です。
スズメガ類
ガの幼虫で、尾部分に特徴的な角状の突起を持ち、葉を食害します
体長は5,6cmにもなる大型のイモムシです

オオスカシバ
オオスカシバの幼虫が好んで食べる食木はクチナシ
食欲旺盛なので数日で丸坊主にされてしまうこともまれではありません
花芽を食害されたクチナシは花を楽しむことができないので
早期発見駆除しましょう。食害する時期 6~9月頃
体長が大きい為、比較的簡単に見つけられます。
シャクガ類
尺取虫(シャクトリムシ)伸びたり縮んだりして歩く姿は愛嬌満点ですが
その姿に油断してはいけません。毛虫と違い毒毛はありません
葉や花芽をかじってしまうので、木は見る間に丸坊主にされてしまい
花を楽しむこともできません
画像は、マユミの木についたヒトスジマダラエダシャクですが
発見から1週間ほどで樹高2m程のマユミの葉っぱをあらかた食べつくし
その年は花をつけませんでした。
ミノムシ類

ミノ蛾の幼虫。
名前の通り、木の枝や葉を蓑のようにまとい枝にぶら下がる姿は風情が
あって可愛く感じるが、葉を食害し樹皮までをも食べて枝が枯れることも
あります。
蓑の中に入ってしまうと薬剤が効かないので、一匹一匹手で取って捕殺
蓑の中から出てきて、葉を食害するのでミノムシの内に駆除しましょう
カイガラムシ類

名前の通り、貝殻のようなものをかぶっています
(※カラをかぶらないカイガラムシもいます)
日照不足・風通しが悪い場所に発生します。剪定をして日照と通風を確保
しましょう
ツゲ・ツツジ類・マサキ・サカキ等の枝によく発生します。ついた樹木は樹勢
が弱りスス病などの誘引原因となります。
カイガラムシ防除の予防作業は2月頃から承っています。
アブラムシ類

1,000種以上の種類があり、体色も黒・緑いろいろで種類も多く
ほとんどの植物が被害を受けます。
大きさは2~4mm程で口針を突き刺し、木の栄養を寄生して吸い取ります
アブラムシがついた木は、生育も悪く葉や花が変形したりします
アブラムシの排泄物は「スス病」「萎縮病」の誘発誘因となります
カミキリムシ類
樹皮の内側に入って食害するので、樹木が枯れることがあります

通称 テッポウムシとも呼ばる、カミキリムシの幼虫のことです
幼虫は乳白色の細長いイモムシ
特に被害が多いのは、シロスジカミキリやゴマダラカミキリ(写真)の幼虫
テッポウムシと呼ばれる所以は、幹に鉄砲で撃ちこんだような穴を開けて
入り込み、幹の内部をトンネルを掘り進むように食い荒らすからです。
最終的には、枝や幹が枯れたり折れたりします。
幹に数mmの穴が開いていて木の根元にオガクズのような木屑が落ちて
いたら侵入した証です。早急な駆除と対策が必要です。
大株に育った樹木が急に弱ってきたり、新芽がしおれたり 葉が黄色くなった
りしたら、テッポウムシの侵入を疑ってみましょう
成虫も、新芽や新しくてやわらかい樹皮を食害する害虫です
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